ローヤルゼリーの基礎知識

ローヤルゼリーの成分

健康食品やサプリメントの成分としてよく耳にするローヤルゼリーとは、蜂が生成する高栄養価の物質のことです。
ハチミツと混同されがちですが、ローヤルゼリーとハチミツは全く異なるものです。

ハチミツは、蜂が花の蜜を巣に持ち帰り、加工や熟成などを行い、貯蔵されているものです。
一方ローヤルゼリーは、まだ年齢の低い働き蜂が花粉や花の蜜を食べ、体内で生成します。
そして唾液腺などから、白濁したクリーム状の形で分泌されます。
ハチミツは人工甘味料を含まない、自然に存在する甘味料の中で一番甘いといわれていますが、ローヤルゼリーは酸味が強く、味もハチミツと全く異なります。

ローヤルゼリーの摂取は、血圧異常や糖尿病、動脈硬化、脳卒中、更年期障害や鬱など、様々な心身の不調に効果的といわれています。
これらの効果効能を発揮するのには、ローヤルゼリーに含まれる様々な成分や栄養素が関係しています。
ローヤルゼリーの構成要素の中で一番多いのは6割~7割を占める水分ですが、次いでタンパク質や糖質、脂質、アミノ酸やビタミンなどが豊富に含まれています。
なかでもタンパク質は体を造るのに欠かせません。
またローヤルゼリーに含まれる24種類のアミノ酸の内、リジンやメチオニンなど9種類のアミノ酸は、人間の体に必ず必要である必須アミノ酸です。
ビタミンは他の成分の吸収や働きを円滑にする補助的役割を担う他、ビタミン自体にも抗酸化作用などの重要な効能があります。

このように様々な栄養素が多く含まれており、摂取が推奨されるローヤルゼリーですが、注意点もあります。
ローヤルゼリーは様々な植物の花粉や蜜から構成されている分、アレルギー反応を起こす可能性も高くなるのです。
肌の腫れや蕁麻疹、嘔吐や眩暈、胃の不調などが代表的です。
また、喘息やアトピー性の皮膚炎を抱えてる方は、アレルギー反応を起こしやすいと考えられるので、摂取の際には注意が必要です。

まずは少量ずつ摂取してみてください。
自分では判断できない、判断するのがためらわれる場合は、医師の指示を仰いでください。

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